69歳でYouTubeの世界へ。(成羽さんインタビュー)

 小学生の憧れの職業第3位にもランクインする「YouTuber(ユーチューバー)」。74歳で現役のYouTuberとして活躍する成羽(nariwa)さんにお話を伺いました。

最高齢YouTuber」として5年前にデビュー

私がYouTubeと出会ったのは、68歳の時です。それまでは、定年まで金融関係に勤めた後、嘱託という勤務形態で働いていました。仕事ばかりの人生だったので、退職後の趣味をみつけようと書道を始めたりしましたが、介護をしていた父が亡くなってからは、2、3年くらい元気が出ずに悩んだ日々を送っていました。そんな私を気遣って、娘がハワイ旅行の提案をしてくれたことをきっかけに、一般の方がYouTubeに投稿した旅行の動画を見つけ、「こんなに面白い事ができるんだ!」と衝撃を受けて、私もYouTuberとしてデビューすることにしました。

最初は自分が写っていない動画や、ハワイで撮影したものを少しずつ上げる事から始めましたが、慣れない操作に一苦労していました。ある時、ドイツに住んでいる日本人女性が私の動画にコメントを下さり、「世界でつながっているんだ。」と感じる楽しいでき事もありました。YouTubeデビューから5年経った今では操作もお手のもので、自分でスマホで撮影・編集し、毎日配信するようにしています。

YouTubeを通して伝えたい「挑戦する事

昔、自分がやりたかった事やあきらめてしまっていた夢とかってきっとあると思うんです。そういうことに、もう一度挑戦してみませんか?写真でも書道でも、なんでも良いと思います。自分がやりたかった事に「これから」の10年間打ち込んだら、プロになれると思いませんか?新しい事を始めようとすると「いまさら」とか「良い歳して」とか、周りの人たちが反対するかもしれない、なんてことは考えなくて良いと思います。年齢は関係ありません。私自身、あまり「年寄りが〇〇。」と、言われたくないんです。歳を取っていることはわかっていますから(笑)

私は死ぬまでYouTuberをやっていたいと思います。「あの時にやっておけばよかった」と後悔はしたくないし、一つだけでも、あの時楽しかったって思えるようにしていたいです。皆さんにも、自分の人生なので、せっかくある時間を有効に使って欲しいと思います。


成羽さんは69歳から「YouTuber」として活動を開始。雑誌の付録紹介や同世代向けのファッション情報、時にはテレビゲーム実況などを配信し、再生回数が多い動画では9万回を超え、74歳で現役のYouTuberとして活躍されています。現在、東海道五十三次を東京から京都まで歩く企画を行なっており、2020年には静岡の地を歩く予定です。(2020年1月8日現在)

*YouTuberとは
 動画配信サイト「YouTube(ユーチューブ)」に動画を投稿する人。
 再生時間や登録者数に応じて、広告収入を得る事もできる。